【キャンベラ3日AAP】 オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は3日に、一時ビザ労働者への労働条件を改善するための計画を明らかにした。
ACTUが提言した計画では、移民労働者の低賃金労働を撲滅するための計画の1つとして、永住ビザ所持者を優遇する「オーストラリア移民プログラム」を提言した。
ACTUは、国内の職場の10ヵ所に1つが、 一時ビザ労働者が搾取されている「底辺層」で、現地の仕事を安い賃金で働かされている状態だとし、「永住ビザの人々の雇用を優先し、家族と生活基盤を築けるように推進するべき」と述べた。
新プログラムでは、 技能が本当に不足している時のみ一時ビザ労働者を雇用できるという条件になっている。
また、一時ビザ労働者も、他の労働者と同じ労働条件を保障されるべきだとし、労働市場価格の賃金を支払われるべきだとした。