【アデレード4日AAP】 動物保護団体は、オーストラリア南東部のマレー・ダーリング流域の水管理の低下により、希少な鳥が絶滅の危機に瀕していると警鐘を鳴らした。
バードウォッチングの非営利団体であるバードSA(Birds SA)は、クーロング湖に生息するシロアジサシは食べ物と安全な巣作りのために綺麗な水が必要だが、商業化が優先され政府の怠慢により水質管理が低下しているという。
シロアジサシはオーストラリアとニュージーランドに生息する鳥で、1985年から2015年の間にその数は82パーセントも減少しており、危急種としてリストされている。
シロアジサシは妖精アジサシとも呼ばれ、純白な体に薄青色の羽を持つ。