【メルボルン4日AAP】 VIC州の洋梨の梱包工場で2015年に、アイルランド人バックパッカーがベルト・コンベヤー装置に髪の毛が引っかかり、重傷を負った事故で、 控訴審で会社に対して10万ドルの追加罰金を支払う判決をした。
2015年11月に、ファームタウンで知られるシェパートンにあるカラファチス梱包会社の工場で働いていたバックパッカーの女性は、動いているベルトコンベアーの下側を洗浄していた際に、駆動軸に髪が絡まり頭皮と片耳を引きちぎられる重傷を負った。
今年1月の判決では、会社に対して有罪判決なしで5万ドルの罰金と裁判費用2万2000ドルの支払い命令が出されていたが、公訴局長官は「判決は明らかに不十分」だとし追加の罰金を課した。
労働安全局のポール・ファウラー安全衛生局長代理は「動いている機械の中で作業をさせるのは危険な行為だと誰でもわかるはず」と会社の安全対策の怠慢を批判した。