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「豪移住のためにNZ利用」が増加

【キャンベラ5日AAP】   オーストラリア永住を最終目的として、比較的取得しやすいといわれるニュージーランドの市民権を取ってからオーストラリアに移住するという形が増えているが、4日、この件についてニュージーランド人記者から質問を受けたアボット自由党党首は、「現段階で対策が必要な問題ではない。連合政府の政策では、オーストラリアへの移民者数を年間最高17万人にまで削減することを目標としている」と述べた。

オーストラリア・ニュージーランド両国の間で締結されている「トランス・タスマン協定」によると、一方の国民は、もう一方の国で訪問・旅行・居住・就業する際に入国許可が不要とされている。2008/09年度は、4万7882人がニュージーランドからオーストラリアに永住、もしくは長期滞在目的で入国した。

ニュージーランド人は、オーストラリアの年間移民受け入れ数の対象とはなっていないが、移民目的の入国者及びオーストラリアを1年以内に出た場合は海外からの移民者として数えられている。

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