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「労働党の外交政策は失敗」 アボット氏

【キャンベラ10日AAP】   10日、アボット自由党党首はシドニーで、「労働党は、日本やインドネシア、インドなど重要な外交相手国との親交を深めることに失敗した」と述べ、その外交政策を批判した。

アボット党首はインドネシアとの外交について、スリランカ人亡命希望者を取り押さえたものの、インドネシア政府からの許可が得られず、オーストラリアの税関船「オセアニック・バイキング」号で孤立状態となった2009年の出来事を挙げ、「これによりインドネシア政府との関係は著しく悪化した」と述べた。また、日本についても貿易・安全面において重要な相手国であるにも関わらず、非常に軽視しているとした。

同党首は「ハワード政権時代、世界におけるオーストラリアの位置付けは非常に高いものであった。それが完全に失われたとは言わないが、外交において重要な相手国に対して適切な対応がなされていないのは確かだ」と述べた。

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