【メルボルン8日AAP】 メルボルン出身の歌手、オリビア・ニュートン・ジョンさんのがんセンターに、希少な最先端技術が取り入れられることが決まった。
VIC州政府は、今回のがん治療プログラムに1800万ドルを拠出する。このうち800万ドルは同州初、さらに南半球で2台目となるMRI線形加速器の購入に充てられる。2019年から年間およそ200人の患者の治療に使われ、脳や頭部、首、すい臓や肝臓がんなどの治療を向上させるという。残りの1000万ドルは、同がんセンター内に設立される研究拠点に充てられる。
ニュートン・ジョンさんは8日、アンドリュース州首相およびヘネシー州保健相とともにプログラムを発表し、「人生を変えるような機器によって、がん患者を助けることができるとワクワクする」と話した。自身も1992年、乳がんの診断を受けている。