【シドニー11日AAP】 連邦政府は10日、シドニー西部パラマタと北西部イッピング間14キロを結ぶ列車の新路線の計画を選挙公約として発表した。21億ドルを投入することになるこの計画は、労働党が打ち立てた公約の中では最高の予算額となるが、労働党にとって、追い風が強いシドニー西部の支持を勝ち取るためには必要な公約である。
この計画について、鉄道・トラム・バス連盟は、人口増加が著しいシドニー西部では、鉄道などのインフラへの投資が必要だとし、同地域の雇用問題の解決にもつながると話した。
現在のところ、シドニー西部郊外から北部郊外に向かうには、シドニー中心に一度出る必要があるが、この計画が実現するとその必要がなくなる。