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7月失業率、悪化で5.3%

【シドニー12日AAP】   オーストラリア連邦統計局が発表した7月の失業率は、前月比から0.2%上昇の5.3%(季節調整後)となった。

7月は、非常勤雇用者数が2万7000人増加となり、同月における全体の雇用者数増加に貢献したが、一方、肉体労働系の常勤雇用が4200人削減されるなど、雇用者側が常勤勤務者の採用に躊躇している様子が現れており、あまりいい兆候ではないとみられている。

7月期の全体の失業者数は63万1800人。前月は60万7200人だった。

コモンウェルス銀行投資部門「コムセック」はこれについて、この数カ月、国内消費が落ち込んでいる事実を踏まえると、失業率悪化は驚くことではないとし、これまでにも国内経済が鈍化している要素が確認されているが、この影響が雇用にも及び始めたとした。

一方で、政策金利については少なくとも今年末までは据え置き状態が続くという見方を示し、住宅ローン契約者にとっては良いニュースであると述べた。

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