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「呼び寄せビザ」 条件の厳格化を撤回

【キャンベラ9日AAP】  連邦政府は、移民たちが家族を呼び寄せるためにビザを申請する際、申込者の年収の基準を引き上げるとしていた方針を撤回したことが分かった。新たな方針は、テハン社会サービス相が今年4月に提案したが、移民コミュニティからは反発の声が上がっていた。

 

テハン社会サービス相は先に、ビザ申請者の年収基準を、単身者で4万5,185ドルから8万6,606ドル以上、夫婦の場合は年収総額が11万5,475ドル以上とする変更を発表したが、これに対しグリーンズ(緑の党)などが9日、動議を提出する構えを示していた。

 

グリーンズが、テハン社会サービス相による文書を入手したもので、同相はグリーンズが動議を発動すれば、ビザ申請の停止につながる可能性があったとし、「可能ならばそのような結果は回避されるべきだという考えに、多くの人が同意するだろう」と述べ、規制の撤回を認めた。

 

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