【キャンベラ14日AAP】 ギラード首相は14日、農家が地球温暖化ガス放出の削減に取り組むことで、収入を得られるようにする制度導入を公約した。もし実現すれば、今後10年間で農家に計5億ドル相当の利益がもたらされるという。
「炭素排出量を削減すれば、地球にも、大気にも良いことだ。また、農家にとっても、市場から収入を得られるため良い。お金は汚染者が支払うシステムとなる」とギラード首相。農家は、木を植えたり、環境に良い方法で家畜を飼育するなど、様々な方法によって収入が得られるという。また、首相はシステムの導入には4560万ドルかかるが、先住民や土地管理者にも利益がもたらされると説明した。