【シドニー19日AAP】 ニューズ・リミテッドは、NSW州のケリー・ヒッケー労働党議員に隠し子がいると伝えた。これに関してケネーリー首相は「あくまで私生活のことであり、議員としての業務に関係ない」として同議員の離党届を拒否したと述べた。
ヒッキー議員は既に妻と離婚しており、また来年3月に行われる選挙に立候補する意向を示している。
報道によると、ヒッケー議員は18カ月前、家庭がありながらも議会職員のステファニー・ヘスフォードさんとの間に女児をもうけた。2人は関係を内緒にし、女児が生まれてから最初の半年は、ヘスフォードさんのボーイフレンドですら自分の娘と信じて育てていたという。
今回の件が発覚した後、同議員はケネーリー首相に電話で連絡。首相によると、同議員は取り乱した様子でありながらも、女児の今後を心配していたという。
首相は「重要なのは議員としての能力。世間がどう思おうとも、2人は女児を愛する父と母だ」と述べ、ヒッケー議員を援護した。