【メルボルン14日AAP】 VIC州で過去12か月、運転中の携帯電話使用による検挙は3万件を上回った。州警察はピーク時間中に私服警官を交差点に配置したりバイクで巡回させ、取り締まりを強化する。
違反はメルボルン中心部の至るところで見られるという。ハイデルバーグの交差点で先週、信号待ち中にスティーブン・セガールの映画を携帯電話で見ていた男性に、罰金およそ500ドルが科せられた。同交差点で30分以内に、男性を含めて8人が検挙された。
ダグ・フライヤー副総監は14日、「後部座席に座る子どもと一緒に自撮り撮影をしたり、映画を見たり、ソーシャルメディアに返事を書いている人もいる」と話した。膝の上に置いた携帯電話をスクロールする違反者が多いため、摘発は困難だ。同副総監は、「赤信号違反のカメラのように、運転中の携帯電話使用を捕らえる技術を州政府に求める」と話す。
NSW州では7月1日から、運転中の携帯電話使用を検知する新技術が導入される。