【シドニー23日AAP】 ジェットスター航空のブキャナンCEOがパイロットをシンガポールで採用する計画を提案していることから、パイロットらはブキャナン氏の辞任を求める主張を行った。
23日、オーストラリア・インターナショナル・パイロット協会による異例の会議がシドニーで開催され、約400人のパイロットが満場一致でブキャナン氏に対する信用はないとの結論を出した。会議にはジェットスター航空やカンタス航空のほか、バージン航空、タイガー航空、エミレーツ航空のパイロットが参加した。
協会のジャクソン会長は、今回のブキャナン氏の提案はアジアとヨーロッパへの事業拡張計画の一部で、オーストラリア人パイロットを失業の危機へと追い込んでいると述べた。今年のジェットスター航空の利益は1億3100万ドルで、過去最高を記録した。