【キャンベラ16日AAP】 NSW州のバックベンチャーであるスーザン・レイ議員が近く、劣悪な環境で輸送されていると指摘されている、生きた羊の輸出を禁止する私案を議会に提出する意向で、野党議員からの支持を集めているもようだ。
野党のフィッツギボン農相広報担当は、業界が5年以内に生きた羊の輸出を停止することを条件に、レイ議員の私案を指示する方針を示している。ただ、環境が特に劣悪とされている中東への輸出については、可能な限り早期に停止すべきとの考えを示している。
連邦政府は今年夏の輸出について、これを維持したい考えだが、オーストラリア獣医師会やRSPCAは猛暑のなか、輸送される羊をストレスから守る方法はないと訴えている。連邦のリトルプラウド農相は、不正な輸送が見つかった場合には、禁固刑や高額の罰金など厳しい罰則が科されるとしている。