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食品デリバリー労働者 不当賃金を訴え

【シドニー16日AAP】  食品宅配業務に従事する労働者たちは16日、労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)における、運輸労働組合(TWU)による年次の賃金見直しを前に、不当な賃金を見直すよう企業に訴える抗議キャンペーンを行った。

 

TWUは、食品配送のデリバルー(Deliveroo)、フードラ(Foodora)、ウーバー・イーツ(Uver Eats)などが、いずれも従業員たちを事業委託しているコントラクターとして扱っており、適正な賃料を支払っていないと主張。ある男性は、2年前には時給14ドルに加えて宅配料5ドルを支給されていたが、今は宅配料7ドルだけで時給のない者もいると指摘した。

 

TWUのシェルドン全国書記長は、宅配労働者は労働環境を管理されており、制服を着用したり、シフト労働を行っており、独立したコントラクターではないとの見方を示しており、企業は「賃金泥棒」だとして、FWCに対し労働者を守るよう行動を起こすべきだと訴えている。

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