【キャンベラ18日AAP】 連邦のターンブル首相は、今年末までに中国を訪問したい考えを示した。オーストラリアと中国の関係は、連邦政府が昨年末、外国の干渉を防止する法案を議会に提出して以降、悪化しており、チオボ貿易相の訪問まで8か月間、閣僚が一人も中国を訪れていない状況となっていた。
ターンブル首相は、豪中関係について「両国は運命を共にしている」と述べ、年内にも中国を訪問し、閣僚らと会えることを楽しみにしていると述べた。また、連邦政府のチオボ貿易相が今週、中国を訪問し、「海が荒れているのならば、互いの船を寄せ合って共に陸地を目指すべき」と話した。
チオボ貿易相はまた、中国を「真に世界の大国だ」と述べ、同国が進める広域経済圏政策「一帯一路」を高く評価し、同政策への参加に高い関心を示している。一方、連邦のビショップ外相は、アルゼンチンで開幕するG20に出席し、中国の王毅外相と会談するとみられている。