【シドニー18日AAP】 オーストラリアのカフェチェーン店などが販売するケーキやマフィンは、スーパーマーケットなどで売られているものより大きく、2倍の熱エネルギーを含んでおり、健康被害を招く恐れがあるーー。シドニー大学の栄養学研究者が警鐘を鳴らしている。
シドニー大学のステファニー・リャン氏は、オーストラリアの4つのスーパーマーケットと8つのカフェで販売されていた467個のケーキやマフィンを比較調査した。この結果、カフェで販売されているケーキ類は148グラムだったのに対し、スーパーマーケットのものでは58グラムと、オーストラリアの食品指標で「不健康」とされる熱エネルギーを大きく超えていた。
リャン教授は「オーストラリアの消費者が、より適当で小さいマフィンやケーキを選べるようにすべき」と述べ、標準的なマフィンはテニスボールよりも大きくするべきではないと指摘。また、カフェやコーヒーチェーンなどで注文する際には、家族や友人と分け合うことを勧めている。