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きのこ食べ病院搬送 NSW州で急増

【シドニー19日AAP】  NSW州の保健当局は、野生のきのこを食べて病院へ救急搬送されるケースが急増しているとして、注意を呼びかけている。NSW州では、きのこ関連の病院搬送件数は、今年だけで38件に上り、特にきのこの繁殖がピークを迎える秋にかけて急増しているという。

 

NSW州保健当局のスカリー博士は、秋に入り気温が低下し、雨が増えてくると野生のきのこにとって繁殖しやすい環境になると説明。ただ、「ほとんどの人は、食べられるきのこか、毒性のあるきのこかを見分けることは難しい」と述べ、注意を促している。

 

また、死に至る可能性のある毒性の高いきのこが、今月初めにVIC州や首都特別地域(ACT)で見つかっている。専門家は、野生のきのこは加熱調理しても安全性は保障できないとして、店で購入したものでなければ、食べるのを控えたほうがいいとアドバイスしている。

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