【シドニー21日AAP】 インフルエンザ流行の季節を控え、国内で予防接種を受ける人の数はかつてないほどに上っており、ワクチンの不足が懸念される。
全国予防接種プログラムのもと、今シーズンは過去最多の510万本分のインフルエンザワクチンが国内に持ち込まれた。すでに、各地域・州で需要は昨年比25~30%増だという。治療製品管理局(TGA)はこれまでに、全国や州の予防接種プログラム、さらに個人接種を通してワクチン960万本の使用を許可した。昨年は830万本だった。
保健局は各州・地域と連携してワクチンの在庫を監視するとともに、追加の輸入についても供給会社に働きかけている。