【シドニー2日AAP】 2日間にわたり議論が行われた、同性カップルの養子縁組を認める法案について、2日、NSW下院で良心的投票が行われた。結果は賛成46票に対し反対44票と非常に僅差で、法案は下院を通過した。今後、上院でも認められると、NSW州では同性愛カップルの養子縁組が認められるようになる。首都特別地域(ACT)及びWA州では既に同法律が採用されている。
ケネーリー首相は投票前から同法案に賛成の意向を示していたが、国民党のストーナー党首は反対としていた。オーファレル野党党首は、自身の自由党議員に影響を与えないためにノーコメントとしていたが、投票では賛成票を投じた。「現行の養子縁組に関する法律から差別的項目を削除できることは喜ばしい。性別や育ってきた環境などで差別を受けるような社会であってはならない」とオーファレル党首。