【キャンベラ22日AAP】 先月ゴールドコーストで行われたコモンウェルス大会に出場する目的で一時滞在ビザを発給された外国人選手ら50人が、国内にいまだ滞在している。国境警備隊は警察と連携して捜査に臨む。
大会終了後当初、カメルーンのボクサー5人とレスラー3人、ウガンダの陸上選手2人、ルワンダのパラスポーツ重量上げコーチの計11人が帰国していないと考えられていた。21日の上院委員会で、一時滞在ビザが発給された205人のうち190人がオーストラリア亡命を申請し、15人は別のビザを申請しているとわかった。内務省は190人の申請を早急に審査する方向だ。
ダットン内務省相は、大会後に失踪した外国人選手らの捜索を行うと発表。同氏は「一時滞在ビザは各々のケースが審査される間、国内滞在が許される」と述べ、同ビザの条件に不満を示した。ビザに伴う恩恵の一部を規制する方向で考えているという。