【セイモー/VIC8日AAP】 VIC州北部の洪水はさらに水位が上昇し、被害が拡大している。ブランピー州首相は被災地に住む人々に対し、感染病のロスリバー熱ウィルスなどの流行を防ぐため、衛生管理を心がけるよう呼びかけている。
洪水被害では、シェパートン及びキアッラの数百戸が孤立状態となり、数日はその状況が続くとみているとされている。また州西部のホーシャムでも約20戸に浸水被害。この地域では川の水位はまだピークに達していないという。セイモーでは7日夜、州緊急サービス省のボランティアが各世帯を訪問し、今度も洪水被害が拡大することを伝えて回った。この地域では現在までに洪水の被害は最小限にとどめられている。
ブランピー首相は、水の汚染が悪化していることから飲料水は必ず沸騰させるよう市民に呼びかけるとともに、洪水は今後数週間続くとみられていることから、清掃も必要だが洪水はまだ続くことを念頭に置いておかねばならないと述べた。