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NSW 「先住民」と認める法案提出

【シドニー8日AAP】   8日、ケネーリーNSW州首相は、同州において先住民アボリジニの人々を「先住民」であることを正式に認める法案を提出した。既に野党の支持を得ているこの法案が可決されると、NSW州はVIC及びQLD州と足並みが揃うことになり、今後連邦議会においても、同法案が再検討されることが期待されている。

ケネーリー首相は、「今日は州の歴史において誇るべき日」とし、議会前庭で行われた先住民のセレモニーの最中、感極まって涙を見せる一幕もあった。同首相は「NSW州においてアボリジニの人々は先住民であることは紛れもない事実。彼らの多様的かつ独特な貢献があったからこそ、我が州における現在の人々の生活や環境が生まれた」と述べた。

NSW州初の先住民系議員であるバーニー地域サービス相は法案について「非常に素晴らしい」と述べ、州議会が真実を人々に伝承して行く場所であることについて誇りに思うと述べた。

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