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同性愛者の養子縁組法案 NSWで可決

【シドニー9日AAP】   NSW州議会で2週間にわたって議論が行われていた、同性カップルの養子縁組を認める法案に関して、9日午後6時半過ぎ、上院で投票が行われ、賛成22票に対し反対15票で可決された。これによりNSW州では、首都特別地域(ACT)及びWA州に続いて同性カップルの養子縁組が認められるようになる。

現行の法律では、同性カップルは「里親」になることは認められていたが「養子」を取ることは認められていなかった。

同州のバーニー地域サービス相は法案可決について、自宅で安全に生活できない弱者である子ども達にとって、新しく親となってくれる人の数が増えるのは重要なことだとした。また同性愛団体は「これからは、同性の両親を持つ子ども達は、法律上2人の親を持つことが認められる」と述べ、新法案を歓迎した。一方、法案に反対としていたNSW州教会協議会は、「同性愛者の権利は認められただろうが、子ども達の権利は失われた」とし、法案可決に失望したと述べた。

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