【ブリスベン10日AAP】 今年4月にインフルエンザの予防接種を受けた後、2歳児が急死したことについて、QLD州検視官が検視結果を発表した。
アッシュリー・ジェード・エパパラちゃん(2)は今年4月9日、季節性インフルエンザワクチン「フルヴァクス」の接種を受けた24時間後、ベッドの上で死亡しているのが発見された。担当検死官は「結論としては、死因を特定することはできなかった。ワクチンと女児の死亡を関連づけるものは発見できなかった。しかし、この2つの関連性を完全に排除することはできない」と述べた。女児の遺族にはすでに結果が報告されている。
女児が急死した時期には、全国的に同ワクチンの接種を受けた子供たちが体調を崩すケースが報告されていた。ワクチンの製造元はメルボルンの製薬会社CSLバイオセラピー社。現在は、発熱やけいれんなどの副作用を引き起こす恐れがあるとして、5歳未満の子供へのワクチン接種が中止されている。