【キャンベラ23日AAP】 オーストラリアでも近く、事故現場や病院など緊急に輸血が必要な患者のもとに、ドローンを利用して血液を輸送できる可能性が出てきた。オーストラリア・ポストのホルゲートCEOが、すでにこの方法を採用しているスイス・ポストと話し合いを進めていることを明らかにした。
ホルゲートCEOは、多くの国で依然として血液などの輸送にドローンの利用を許可していないことを認める一方、オーストラリア・ポストが、スイス・ポストを含む海外の同業者らと、ドローン技術の導入について話し合っていると説明した。
ホルゲートCEOは、数週間以内にスイス・ポストのCEOと面会するとしており、将来的には事故現場や救急サービスへの血液の輸送事業を実現したい考え。さらに同CEOは、自身が業務のオートメーション化の信奉者だとして、ドローンの効率性やスピード、管理の容易さなど利点が多くあると説明した。