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美容クリニックの規制強化へ NSW

【シドニー23日AAP】  NSW州政府は、州内で営業する美容整形クリニックを対象に、規制を強化するとともに、違反が認められた場合には最高11万ドルの罰金を科すことを決めた。2017年8月にシドニーの美容サロンで、豊胸手術を受けた女性が死亡した事故を受け、業界の見直しが進められていた。

 

NSW州のハザード保健相は、同州が国内で最も厳しい規制を導入している一方で、安全性の保障されないクリニックが依然として存在していると指摘。「新法の導入により、クリニックでの処置が安全に行われ、リスクの高い施術は認可を受けた施設で行われるようになるだろう」と述べた。

 

また、認可を受けていない施設でリスクの高い施術を行った場合、施術者に5万5,000ドルの罰金を科すほか、クリニックの営業者には11万ドルの罰金が科されるという。2017年の事故で警察は、女性が局部麻酔薬と鎮痛薬を過剰に投与され、死亡したとみている。

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