【シドニー24日AAP】 オーストラリア国内の慈善団体への寄付や遺産贈与が、過去3年間で10億ドル増加したことが、オーストラリア慈善団体・非営利団体委員会(ACNC)による最新報告で明らかになった。また、慈善団体全体の収益総額が1,210億ドルと急増しているという。
ACNCによると、国内で登録された4万5,455の慈善団体のうち14.8%が、2014年から2016年の3年間で収益が増加したことが分かった。コミュニティからの寄付や遺産贈与の増加が理由とみられている。
また、慈善団体が給与を支給する被雇用者の数が増加したほか、サービス提供にかかわる費用も増加した。一方、ACNCは1万1,698団体について、慈善団体としての資格を取り消しており、全体の登録団体数も減少していることが分かっている。