【シドニー15日AAP】 今年はシドニー・オリンピック開催10周年に当たり、様々なイベントが予定されているが、その一環として、15日、シドニーで記念朝食会が催された。元水泳選手のイアン・ソープさんや元アスリートのキャシー・フリーマンさんらが出席し、当時の思い出話を披露した。
先住民系金メダリストとしても知られるフリーマンさんは、400メートル走で金メダルを取った時の思い出について「まだはっきりと覚えているし、絶対に忘れられない。私が死んだ後でも子孫たちが語り継いでくれればうれしい」と話した。
ソープさんはシドニー五輪で、100メートルリレーにおいて僅差で米チームから勝ちを奪い見事金メダルを獲得した。当時、米チームの選手が「オーストラリアのチームを、ギターを壊すように完勝してみせる」と発言していたことから、ソープさんを含む4人の選手たちは勝利したと分かったとき、ギターを弾くまねをしたのは有名な話。「まだ若かったし、個人競技での勝利を祝うことを許してもらってなかったから、やっと祝える時が来たといった感じだった」と話した。