【キャンベラ25日AAP】 連邦政府のダットン内務相は、ニュージーランド(NZ)政府が拘留所に在留している難民の一部を受け入れると申し出ていることについて、これらの難民を再びオーストラリアへ戻らせないという条件の下であれば、受け入れを検討してもいいとの考えを示した。
ダットン内務相は「150人の難民を受け入れるというNZからの申し出を、上手く生かせる方法を考えたい」と述べ、条件付きの受け入れ案を提示することで、ボートで漂着する難民は入国させないとする法案に対し、労働党の支持を取り付けたい考え。
一方、労働党は、当局はすでに密輸に関わる人物がオーストラリアへ入国するのを防ぐため、人物証明などを利用することが可能だと指摘し、「難民の移送措置で米国と交渉が出来たのだから、NZ政府とも出来るはずだ」と述べた。