【キャンベラ25日AAP】 米国と北朝鮮の首脳会談が中止となったことを受け、連邦のビショップ外相は「非常に遺憾」と述べ、北朝鮮が非核化の約束に偽りのないことを実証していく責任があるとの見方を示した。
ビショップ外相は「トランプ大統領は、金正恩朝鮮労働党委員長に対し、会談実現に向けた姿勢を示すよう促している」との考えを示し、「北朝鮮が包括的で立証可能な、撤回することのない非核化を実現するまで、米国、オーストラリア、世界の国々は最大の経済的、および政治的圧力をかけ続けていく」と述べた。
連邦のパイン国防相は、トランプ大統領はこれまでのように北朝鮮の「サラミ戦術」にはまるのではなく、「求めるものが得られない時には立ち去る」やり方だと指摘した。また、トランプ大統領が北朝鮮に、会談は意味のあるものでなくてはならないというメッセージを送ったとして、トランプ大統領による会談中止の決定は正しいとの見方を示した。