【シドニー26日AAP】 連邦政府は26日、国内でインフルエンザワクチンの需要が急増し、在庫不足に陥ると懸念が広がっていることを受け、今後数か月間で約80万人分を追加製造すると発表した。保健当局は、全国で予防接種プログラムを展開し、接種を呼びかけている。
インフルエンザワクチンの予防接種を受けた人の数は、これまでに1,000万人に上り、昨年からは26.5%の増加となっている。保健当局のホッブス氏は、予防接種の呼び掛けに多くの人が応じたことが「大きな需要」につながったと分析。「今度もワクチンの需要量を見極めていく」と述べた。
また、保健当局は高齢者向けのワクチン9万3,000人分をすでに確保し、配布を開始しているほか、来週末までに、さらに15万人分を配布するとしている。その後、8月~9月のピークシーズンを迎える前の7月半ばまでには、追加製造したワクチンが準備できるとの見方を示している。