【シドニー27日AAP】 タカタ製エアバッグを搭載した車約100万台以上が、消費者監視団体によってリコール対象に追加され、対象者に早急に交換するように呼びかけている。
タカタ製の欠陥エアバッグはガス発生装置が異常破裂し、金属片が飛散する危険性が高いとして、今年2月に連邦政府によって強制リコールが発表され、国内でも最大規模となる400万台近くがリコール対象となった。
国内では欠陥エアバッグによる怪我人180人、死亡者が18人の被害が出ている。
対象者には自動車メーカーからメールか電話、テキストメッセージなどでエアバッグ交換についての連絡があるという。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は「エアバッグの交換をしないと、 命の危険に関わる」とし、交換が困難な場合はACCCに連絡するように訴えた。