【シドニー27日AAP】　　　メルボルン出身の人気ポップスター、カイリー・ミノーグさんが28日、50歳の誕生日を迎える。

ミノーグさんは現在も放映の人気テレビドラマ「ネイバーズ」で女優活動を始め、90年代初頭から英国を拠点に生活している。雑誌「ボーグ・オーストラリア」5月号で、1987年のデビューシングル「ロコモーション」について、「家族でラジオの周りに集まっていて、“1位は新曲のロコモーション”と聞いてみんなで叫んだわ」と話している。90年代後半は低迷を見せたが、2000年の「スピニング・アラウンド」で復活を見せた。このとき着用した金色のホットパンツは有名だ。翌年の「熱く胸を焦がして（原題：Can’t Get You Out Of My Head）」は自身最大のヒット作。

ミノーグさんは乳がんや恋人との別れなどを乗り越え、その苦しみも14作目となるアルバム「ゴールデン」に生かした。同アルバムは英国で6度目となるチャート1位を記録している。

当時18歳だったミノーグさんをを起用した国内音楽業界大物のマイケル・グディンスキ氏は、「業界の傾向に反し、50歳で過去で最も活躍している」と述べ、これまでの活躍や自らをポップアーティストとして改革した努力、豪華なコンサートを称賛した。