【キャンベラ27日AAP】 養育費を未払いのために海外渡航を止められた親の数が、史上最多となった。該当者には空港で支払うか、渡航しないかの選択が迫られる。
今年度最初の10か月で、養育費未払いのために搭乗口で出国を止められた親の数は358人。これまでで最多の333人を超え、損失額は1040万ドルに上った。
キーナン人的サービス相は、「海外旅行に行ける余裕があるのなら、子どもにも支払えると政府は見なす」「バリのビーチで日焼けするより、自らの子どもの福利が最優先されるべきだ」と話した。同氏によると、空港で35万ドルを支払った人もおり、支払い能力がないのではなく家族に対する義務を拒んでいるだけだという。ほかにも、その場で6万ドル支払ったケースもあるという。