【シドニー23日AAP】 2009年3月6日、シドニー北部マンリーで、NRL(ナショナル・ラグビー・リーグ)シー・イーグルスのスター選手、ブレット・スチュワート被告が17歳の少女を強姦しようとしたとされる事件について、公判がNSW州裁判所で23日、開かれた。同被告は、少女の方からキスしてきたと述べ、容疑を完全否定した。
この裁判は、少女側がスチュワート被告に強姦されたと訴えているもの。この日同被告は、裁判で当時のことを詳細にわたり説明した。「帰宅時、13歳くらいの少女が私を呼びとめ、“ブレット・スチュワートさんですか?”と声をかけてきたので返事をすると、“キスしたいわ”と言って腕をつかんできた。少女が立ち去った後、現場で数分立ち止まっていたら、大柄の男が現れ、“娘に手を出したのか”と聞いてきた。男に5,6発殴られた」と同被告。またスチュワート被告は、裁判官の「キスをしたのか」という質問に対してはっきりと「いいえ」と答えた。
またスチュワート容疑者は、「階段での強姦事件」と報じられていることについて触れた際に、感極まって涙する姿もみられた。
裁判は今後も続けられる。