【キャンベラ２８日ＡＡＰ】　　　国会議員と上院議員が２８日、キャンベラの国会議事堂前に集まり、第４３回国会開幕の前に“Welcome to country ceremony”に出席した。このセレモニーはキャンベラ周辺に住むアボリジニ・コミュニティーの代表者によって執り行われ、ギラード首相とアボット野党党首も参加した。８月２１日の総選挙で、初のアボリジニ下院議員に選出されたケント・ワイアット氏には大きな拍手が贈られた。

アボリジニの長老、マチルダ・エルダ氏は伝統的な服を身にまとい、この重要なセレモニーに出席した議員らを歓迎した。ハウス氏は、“Welcome to country ceremony”は２００８年に初めて開催され、今では総選挙後の新国会の開幕を記念する正式な儀式だと述べた。「この儀式によって、この国が結束し、調和のとれた国となることを願う。オーストラリア最古の文化が現代の多様な文化とともに、この美しい国のため、そしてより良い未来への願いを込めて、愛でひとつになった」とハウス氏。