【キャンベラ29日AAP】 不倫騒動によって国民党党首と連邦副首相の職務を失ったバーナビー・ジョイス氏は、6月末まで長期休暇を申請した。パートナーのビッキー・キャンピオンさんと先月生まれた息子との、プライバシーを望んでいる。
ジョイス氏は29日、「この2週間、家の上空をドローンが飛び交い、アーミデル空港にはパパラッチが待ち伏せ、ウララまでも付けられた」と記者団に話した。
ジョイス氏とキャンピオンさんは、15万ドルでセブンネットワーク局の番組「サンデーナイト」のインタビューに応じた。オドワイヤー金融サービス相は、「国民の多くは憤慨しているだろう」とコメント。ターンブル連邦首相は個人的にジョイス氏と話し合う意向を示している。
今回の騒動を受け、政治家がメディアへのコメントで報酬を受けとることを禁止するべき、との声があがっている。国民党のダレン・チェスター議員は、「メディアの注目を執拗に受けた代償として、一般市民のキャンピオンさんは支払いを求めてもよいが、ジョイス氏に“プライバシーの侵害”と訴える権利はない」と話す。