【キャンベラ30日AAP】 経済協力開発機構(OECD)が30日に発表した最新の報告書は、オーストラリア経済が今後、雇用の創出、賃金の上昇、健全な政府予算などにより、安定した経済成長を維持するとの見通しを示していることが分かった。
報告書はさらに、道路やインフラ整備などのプロジェクトが今後、オーストラリア国内の経済成長を支えると予想。また、今月初めに新予算案で示された財政赤字の改善についても、予想される経済成長を考慮すれば「十分余裕がある」との見解を示した。
OECDはまた、国内における企業投資も好調を示すとの見方を示したほか、資源セクターの好調で輸出の促進が予想されるとの見方を示す一方、中国経済の減速などが予想以上に国内経済に影響を及ぼす可能性があると懸念を示している。