【キャンベラ31日AAP】 連邦政府は国内の高齢者9万人以上を対象に、勤労収入として2週間に50ドル、1か月で100ドル分を引き上げる方針を明らかにした。現在の年金受給額に変更は及ばない。これにより総収入が2週間で250~300ドル、年間で最大7,800ドルとなる。
さらにこの計画では、自営業の退職者が2週間で300ドルの収入を得ることが可能となるほか、年金受給者の8万8,750人、補助金受給者の1,000人が勤労収入額の引き上げに伴い、これらの受給額が増加すると見込まれるという。
連邦政府はこのほか、年金受給者を対象とした貸付プログラムを拡大したい考えで、65歳6か月以上の人すべてを対象とし、2週間に受給できる貸付金額を最大で老齢年金の150%まで引き上げたいとしている。国内には今年3月20日現在、246万7,024人の年金受給者がおり、このうち3分の2が住宅所有者となっている。