【シドニー31日AAP】 気象局は31日、NSW州の向こう3か月間について、例年よりも暖かく、降雨の少ない冬になると予想したことが分かった。同時期の降水量は、降雨の少なかった「乾燥した秋」に続き、平均を下回る可能性が75%以上と予想している。
気象予報士のポロック氏によると、今年の秋はNSW州の広い地域で、1年からそれ以上続く、深刻な雨不足となっているという。また、この暖かい秋が冬に入っても続き、特にシドニーでは日中と夜の両方で気温が例年より高く、「非常に温かい」冬になると予想している。
同州のベレジクリアン首相は5月半ば、NSW州の3分の1以上の地域がすでに、干ばつ状態となっているか干ばつ状態になりつつあるとして、対策コーディネーターを任命。今後も厳しい状況が続くとみられることから、農家などへのサポートを行っていくとしている。