【キャンベラ12日AAP】 ラッド連邦外相は12日、日本を含む3カ国を巡る8日間の外遊に出発。まずは東京入りし、日本の前原外相と会談を行う予定。
オーストラリア政府閣僚の訪日は、6月の菅内閣発足後初めて。
オーストラリア政府は2007年4月以降、第2位の輸出相手国であり、海外からの投資部門では第3位の日本に対しFTA協定についての協議を行なっている。問題となっているのは農業分野についてで、日本側が自国の農業を守るために協議が難航していることについて、オーストラリア側は「過敏になりすぎ」とまで表現している。
半年前にキャンベラで行なわれた話し合いでは食糧供給及び両国間のビジネス環境改善について協議が行なわれ、サービスの貿易に関してはかなりの範囲で合意に達した。
ラッド外相は、東京の後、ベルギー・ブリュッセルで15日に開催されるパキスタン・フレンズ会議に出席し、17日には、オーストラリア人初の聖人に選ばれたメアリー・マッキロップの列聖式に出席するため、イタリア・ローマ入りする。