【キャンベラ12日AAP】 ベトナム・ハノイで開催されたASEAN拡大国防相会議で、スミス連邦国防相は、ここ最近中国の進出が顕著にみられる南シナ海での問題について懸念を示すとともに、周辺国が協力して日本と中国の外交関係の改善に努めるべきだと述べた。
日本と中国は、尖閣諸島の領土問題や中国の漁船が日本の監視船に衝突する事故などで、その関係が歴史上で最悪な状態にあるともいわれている。
スミス国防相は、「オーストラリアとしては、両国の外交が国際法にそって平和的に改善することを願っている」と述べ、ASEANで制定が提案されている行動規定がいいきっかけになるのではないかと話した。