【バチカン15日AFP】 15日にバチカン博物館でアボリジニ芸術の展示会が開催され、およそ100点もの作品が公開された。
バチカンで17日に行われるマザー・メアリ・マキロップの列聖式に出席するためバチカン入りしているラッド外相は「ここはとても美しく、崇高な場所だ。私たちはオーストラリア先住民を称えている」、「全てのオーストラリア人が、今週末に偉大な女性の名誉を祝うことを心待ちにしていると思う」などと述べた。
展示されているアボリジニの芸術品はバチカン市国の収集品で、ディジリドゥ、ブーメラン、やり、頭飾りなどが含まれている。その多くは19世紀~20世紀にカトリック信仰のアボリジニたちから教皇に寄贈されたものだという。
マザー・メアリ・マキロップの列聖式は、17日にセント・ピーター寺院で行われ、オーストラリア人として初めて「聖人」の列に加えられることになる。