【キャンベラ18日AAP】 ギラード首相は18日、アボット野党党首に対してマレー・ダーリング流域の水資源管理の改革計画を台無しにしないように警告した。
今回マレー・ダーリング川流域庁が発表した指針で、水資源の使用を最高37%まで削減することを示しており、農場経営者はこれに猛反発している。この指針が発表されてから初めて国会に姿を見せたギラード首相は、野党に対して公文書を発行した。
「以下の点について野党党首に勧告したい。私はこの改革の実行が困難であることを理解している。そして、この改革が地域の人々を憤激させていることも理解している。しかし、野党党首がその立場を利用し、この改革のプロセスを台無しにすることは誰の利益にもならない。国民、農場経営者、地域コミュニティーにとっても利益にならない」とギラード氏。
ウィンザー議員が議長を務める地方に関する国会委員会は、この改革によって生じる人への損失を調査する予定。