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NT準州、児童保護制度の改革へ

【ダーウィン18日AAP】   ヘンダーソンNT準州主席大臣は、NT準州は国内で児童保護制度が適切に機能していない地域のひとつであると認めた。NT準州政府は18日、今後5年にわたり1億3000万ドルの改革計画を発表した。同州の保健・家族省は今後、保健省と児童保護省に分かれる。

NT準州の児童保護制度に関する調査報告で、約1000人の児童が危険にさらされており、一切支援を受けていないことがわかった。また、この調査によると、現行の児童保護制度では膨大な未処理の調査件数が慢性的に存在し、過度の負担になっているという。ヘンダーソン氏は、今後は他州やニュージーランドから社会福祉士を採用し、未処理の調査に取り組むと述べた。

ヘンダーソン氏は「増加する若年層の養育力の欠如、コミュニティーの高齢者の不在、ロール・モデルの欠如など、NT準州にはほかの地域にはない複雑な一連の要因がある。この深刻な状況が生まれる原因は、住民の33%が先住民で、その大部分が極貧状態で生活していることだ」と語った。

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