【メルボルン26日AAP】 インドネシア西部スマトラ島沖で25日夜、マグニチュード7.7の大規模地震が発生。当時、ボートで海洋に出ていたオーストラリア人や邦人などの行方が分からなくなるなど、現地では死亡者も含め多くの被害が確認されている。
オーストラリア人で行方が分からないのは、メルボルン出身のクリス・スクラーさんの他8人で、地震発生時は全員、観光船に乗っていたが、地震後、誰からも連絡がないという。同船には日本人のフジタ・アキノリさんも乗っていたと伝えられている。
スクラーさんは、昨年10月に発生し1100人以上の死亡者が出たインドネシア沖地震で難を逃れた経験があるという。スクラーさんの父親は「息子はいつも危険なことばかりしているから家族は慣れてしまっている。今回もすぐ連絡が来ると願っている」と話した。