【マウント・アイザ31日AAP】 英国BGグループが30日夜、グラッドストーンから液化天然ガス(LNG)を輸出するために、150億米ドルを投資してLNG事業を拡大することを正式に発表した。これを受け、ブライQLD州首相は、この計画によって同州の経済力が高まることを期待しているとした。
投資金はQLD州南部のスラット盆地にある炭層ガス開発地の拡大や、その炭層ガス開発地とカーティス島の新LNGプラントを繋ぐ540キロメートルの地下パイプラインの建設に充てられる。
ブライ氏は「計画されているいくつかのプロジェクトの中で、今回初めて最終的な承認を得た。BGグループは今週にも作業を開始するとみている」と語った。連邦政府によると、このプロジェクトにより、同州の州内総生産は2010年~21年で最高320億ドル増となり、年間輸出額が約10%(40億ドル)増となることが予想されるという。