【キャンベラ6日AAP】 連邦のトニー・アボット前首相は、自身が首相を退いて初めて、連立与党が次期総選挙において、十分に勝てる可能性があるとの見方を示した。前首相はこれまで、繰り返し連立政権を批判してきたが、ここに来て初めて選挙での勝利に自信を見せた。
アボット前首相は、最大野党の労働党について、世論調査の支持率で自由党を抜いてから気を抜いたと指摘。さらに同党のショーテン党首は、建設・林野・鉱山・エネルギー労組(CFMEU)の動きを上手く抑えられておらず、「次期選挙では敗北者になりそうだ」と述べた。
また、ターンブル首相に対しては、NSW州の自由党副党首であるケント・ジョーンズ議員と予備選で戦うクレイグ・ケリー議員に対し、「ベテラン議員として、現職議員に対し試練を与えるのではなく、サポートしてやるのが絶対の責務」と述べ、首相としてすべきことがあるとの考えを示した。