【シドニー7日AAP】 NSW州のマーク・スピークマン法務長官は7日、オーストラリア国内で適用されている誹謗中傷や名誉棄損に関する法律を、早急に見直すべきとの考えを明らかにした。ソーシャルメディアやブログなどの普及に伴い、より「テクノロジーに精通した」法律にすべきと訴えている。
スピークマン法務長官は、議会に見直しを含む提案書を提出し、裁判所で争議するほどではない軽微な事柄を見極める基準の設置の導入などを求めている。また、オンラインのニュースやブログなどの著者を誹謗や中傷から保護する防御機能の導入なども提案した。
スピークマン法務長官は、声明の中で「表現の自由と個人の名誉の保護の間で上手くバランスをとることが重要」と述べ、8日にはパースで開かれる会議で、連邦および州・準州の法務長官に対し、サイバー時代に見合った法律の改正を急ぐよう要請するとみられている。